2022/11/24
普通乗用車の場合は、外装に傷みがあったり、低年式や多走行だったりすると査定額がかなり低くなってしまうのが一般的です。こうした古い車は、売ること自体はできても、廃車処分(パーツを取ることが目的)が前提での査定になってしまいます。しかしトラックの場合は、古いものであっても、比較的高額で買取をしてもらえるケースが多いと言えます。例えば、走行距離が100万km以上のものや、20年前の年式のものでも、問題なく売ることができるのです。
なぜそのようなことが可能なのかというと、それは海外での需要が高いことと、しっかり動くのなら多少ボロボロでも問題ないことが理由になります。日本のトラックは、性能が良く、頑丈な作りになっているので、海外(特に新興国)での人気が高いことが知られています。そのため中古の需要も高く、海外に販路を持っている買取店であれば、高値が付きやすくなるのです。特に高床タイプのものは、悪路での走行に強いため、道路事情の悪い新興国で人気があります。
また、2トン以下のトラックは普通免許で運転できるので、国内や海外での需要も多く、高額査定が期待できます。そしてトラックの場合は、エンジンやトランスミッションといった車を動かす部分に問題がなければ、外装がボロボロでも高値で買取をしてもらうことが可能です。そのため、廃車にするしかないように見える場合でも、一度トラック専門の買取店に相談してみると、思わぬ高値で売れることがあるかもしれません。